支援―やる気を漲らせる都内施設

支援―やる気を漲らせる都内施設

震災の発生から、はや2週間が経過しました。

被災された皆様には、謹んでお見舞い申し上げます。

被災地の現状が明らかになるにつれ、いたたまれない思いにかられます。

そんな中、福祉の現場では、現地への職員の派遣、被災者の受け入れなどに、積極的な姿勢を見せる方々がいます。

以下は、神戸で被災した経験をお持ちの都内特養の施設長様からうかがったお話です。

・神戸が震災に見舞われた際、特に支援に熱心だったのが、浅野史郎知事(当事)率いる宮城県だった。宮城が窮状に陥った現在、神戸の方々が“燃えている”。同じく、被災した新潟の方々も。

・施設職員には、東北出身者もいる。被災地への介護職員の派遣については、多くの職員が手を挙げている(すでにメンバーは選定済み)。

・施設長のところは、ショートステイやデイサービスを併設する、いわゆる複合施設。曰く、「いざとなれば、併設の在宅サービスの営業を休止してでも、被災者を受け入れる」。当然、現在の利用者に対するフォローも行なうのが前提。

・また、さらに曰く、「近隣の団地に支援が必要な被災者が滞在することになれば、職員を派遣する」。その際には、都内のヘルパー経験者の方々の力が必要になることも。

お話し頂く際の施設長様の表情は、冷静な中にもやる気を漲らせていました。また、非常に前向きでした。

「出来るか出来ないか」を論じるのではなく、「やるかやらないか」の決断で動く―施設長様のお話は、聞く者をも前向きにさせます。

施設を舞台とした支援が展開される際には、微力ながら協力させて頂きたいと思います。

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