「声は人なり」

「声は人なり」

「文は人なり」と言われる通り、文章には、その書き手の人となりが表れます。 

最近ふと思ったのが、標記の「声は人なり」。 

新規のお客様と初めてコンタクトを取る際、まずは電話でのやり取りから始まるわけですが、つい先日も電話でお話しさせて頂いた際、「穏やかなお人柄がうかがえるようなお声だなあ」と感じました。そして実際にお目にかかり、お話しさせて頂き、納得。 

書き言葉であれ、話し言葉であれ、言葉選びやトーンにも、カドのあるものもあれば、丸みを帯びたもの、柔らかなものまで、様々です。それらは、実によく、その書き手や話し手の内面を表します。 

さて、どうしたものでしょうか。

形(外面)を整えることで、内容(内面)が整えられることもあります。例えば私の場合、方言で話すと、リラックスできると同時に、態度がルーズにもなります。反対に、標準語で話すと、シャキッとします。ただこれは、そもそも内面が外面に依存しすぎている、内面がさほど強固には律されていない、ということかもしれません。 

良き文、良き声への道。やはり内面の豊かさや強さ抜きには、たどり着けないのかもしれません。

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