「考えること」-3

「考えること」-3

○さらに「考えること」は続く 

ここまでの話をまとめてみます。

1)仕事の流れ、手順、方法など、仕組みが確立されていると、一つひとつ立ち止まって考えるという作業を省くことができる=効率的・円滑に仕事を進めることができる。

2)ただし、「一つひとつ立ち止まって考えるという作業を省く」がゆえに、「行っていること」自体が目的化する恐れもある。

3)ゆえに、「行っていること」のねらいや根拠について改めて考えることが必要になってくる。

 「一つひとつ立ち止まって考える」という作業を省いても、結局、「改めて考える」必要からは、逃れることができない―「考えること」というのは、人であれ組織であれ、健全な成長・発展には欠かせないもののようです。

さて、至極当たり前の話をわざわざ展開してきましたが、順当な論理展開としては、ここで話を終わらせるべきかと思われます。

ただ、今回ご紹介した祝辞には、実はもっと注目すべき指摘が含まれています。

ということで、ここはひとまず、収まりの良い論理展開としていったん終わりにしますが、今後も引き続き(不定期ではありますが)、別の意味で「考えること」について話を進めてまいります。

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