「考えること」-3
○さらに「考えること」は続く
ここまでの話をまとめてみます。
1)仕事の流れ、手順、方法など、仕組みが確立されていると、一つひとつ立ち止まって考えるという作業を省くことができる=効率的・円滑に仕事を進めることができる。
2)ただし、「一つひとつ立ち止まって考えるという作業を省く」がゆえに、「行っていること」自体が目的化する恐れもある。
3)ゆえに、「行っていること」のねらいや根拠について改めて考えることが必要になってくる。
「一つひとつ立ち止まって考える」という作業を省いても、結局、「改めて考える」必要からは、逃れることができない―「考えること」というのは、人であれ組織であれ、健全な成長・発展には欠かせないもののようです。
さて、至極当たり前の話をわざわざ展開してきましたが、順当な論理展開としては、ここで話を終わらせるべきかと思われます。
ただ、今回ご紹介した祝辞には、実はもっと注目すべき指摘が含まれています。
ということで、ここはひとまず、収まりの良い論理展開としていったん終わりにしますが、今後も引き続き(不定期ではありますが)、別の意味で「考えること」について話を進めてまいります。
2012年05月15日 コメント&トラックバック(0) | トラックバックURL |
カテゴリ: 雑文
トラックバック&コメント
この記事のトラックバックURL:
まだトラックバック、コメントがありません。
「考えること」-2 »
« 「あそび」がありますか